大分県竹田市の石橋 ここでは大分県の臼杵市(一部野津町込)に今でも現存して、地域住民の生活道として活躍している石橋(アーチ橋)を紹介して参ります。

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近戸(ちかど)橋■
撮影 :2004.05.22 臼杵市乙見 架設:明治26年
河川:臼杵川 長:26.7m 幅:5.4m 径間:23.7m 拱矢:11.1m 

臼杵市と野津町の境を流れる臼杵川に架かるアーチ橋で、すぐ下流の乙見ダムが満水時には完全に沈んでしまう運命
にあります。つい最近までダムの工事で全く水が流れてない状態が続いてましたが、この日は運良く水を溜め始めている
時だった為、川面に写るアーチも写すことが出来ました。この数日後にはおそらくダムに沈んでしまうでしょうから、今年の
ラストチャンスだったかもしれません。


上流から

下流から

橋の袂にはこのような記念碑と石仏が・・・
       ■間戸川車(まどがわくるま)橋■
撮影:2004.05.22 野津町八里合 田の平 町指定有形文化財
臼杵川
長:23.0m 幅:4.0m 径間:4.0m 拱矢:12.0m 架設:嘉永3年8月

本来野津町に架かる橋ですが、臼杵市との境になるためこちらでも紹介
いたします。
上流左岸より藪の中を河川まで下りることが出来ますが、長靴は必須
アイテムです。
この橋も乙見ダムが満水になる時には沈んでしまうと思われます。



橋の近くの三叉路にこのような標識があります。
津留平(つるひら)橋
撮影:2004.05.22 野津町八里合
長:9.5m 幅:3.0m 径間:6.5m 架設:昭和14年
間戸川橋からさらに上流に架かる小さな石橋です。(橋名、規模など詳細は宮崎の「贄田様」からご提供いただきました)


坂下より

坂上より
■荒田家野(あらたいえの)橋■
撮影:2004.05.22 臼杵市大字家野 長:6.1m 幅:3.6m 径間:2.4m 拱矢:1.2m
私道と農作業用道の交差地点に架かる小さな石橋です。地元の人でもめったに通らないので気づかない人も多いとか・・・

■吐合(はきあい)橋■
撮影:2004.05.22 臼杵市武山 
長:7.9m 幅:4.2m 径間:3.9m 拱矢:2.0m 架設:昭和6年

■川原(かわばる)橋■
撮影:2004.05.22 臼杵市吉小野川原
長:7.4m 幅:3.8m 径間:5.5m 拱矢:2.4m 架設:昭和18年
静かな田園地帯にたたずむ姿は観る人の心も落ち着かせてくれそうな雰囲気を持っています。


上流より

下流より
松原久木小野(まつばらくぎおの)橋■
撮影:2004.05.22 臼杵市大字田尻松原  長:13.2m 幅:3.6m 径間:7.9m 拱矢:3.7m
白いガードレールも、「現在も地域住民の生活道として使われている証」と納得せざるを得ませんね・・・

■音波(おとわ)橋■
撮影:2004.05.22 臼杵市高山 高須 臼杵川 (臼杵市指定有形文化財 野津町指定有形文化財)
長:32.7m 幅:4.0m 径間:24.0m 拱矢:8.9m 架設:明治45年
この橋は地元事業家であった麻生音波(あそうおとわ)氏が臼杵市と野津町の産業と文化の交流発展のために、私財をなげうって建設に
尽力したものと伝えられています。(臼杵市教育委員会案内板より抜粋) 確かに個人で造った石橋だけに欄干の作りも独特です。

■大典(たいてん)橋■
撮影:2004.05.22 臼杵市武山 堤内
長:11.1m 幅:2.6m 架設:昭和3年
上流側の欄干が水道管を通すために改修されていますが、それ以外は
架橋時そのままの立派なアーチ橋です。

■高山(たかやま)橋■
撮影:2004.05.22 臼杵市高山 長:7.3m 幅:3.4m 径間:5.1m 拱矢:2.4m
アーチ部分はそのままですが、下流側に張り出した形でコンクリート補強、拡幅工事がなされています。

■久保(くぼ)橋■
撮影:2004.05.22 臼杵市吉小野 久保
長:15.4m 幅:4.4m 径間:6.3m 架設:大正14年
臼杵市では目面しい二連の眼鏡橋です。
下流側の水道の配管がなければ完璧に架橋当時のままの
姿を留めていたのですが・・・

■杭河内(くえがわち)橋■
撮影:2004.05.22 臼杵市乙見杭河内
長:9.6m 幅:3.5m 径間:5.4m 拱矢:2.7m 架設:大正初期
上流側からでないと石橋であることが確認できませんが、こうやって川原
まで下りてみると基礎のしっかりした丈夫そうな石橋です。

■通の車(かよいのくるま)橋■
撮影:2004.05.22 臼杵市大字田尻字通 (市指定有形文化財)
長:11.6m 幅:4.6m 径間:10.1m 拱矢:4.1m 架設:文化10年(1813)
その名前の通りに、山の中の石橋にしてはクルマの通りが多く、まさしく通の車橋である。
「この石橋は凝灰岩の切石積み上げによるもので、径間11.4m、拱矢約5.6mを計る一連のアーチ橋である。 臼杵城下から府内へ通じる
旧道「府内往来道」の末広川上流域通に架かる橋である。「古史捷」という記録により、文化10年(1813)に架けられたことがわかっており、
歴史的、年代的にも由緒ある石橋である。 現在は、路面をセメント舗装されていますが、昔と変わらず地域の人々の交通の利便をはか
っています。」
(臼杵市教育委員会案内板より)


上流より(こちら側が拡幅されたと思われます。)

下流より(アーチ裏側の石の色が真ん中で変わっているのが
確認できます。)
松原(まつばら)橋
撮影:2004.05.22 臼杵市大字田尻字松原
長:9.2m 幅:2.4m 径間:7.2m 拱矢:3.0m 架設:昭和7年4月
上流側と下流側で壁石の組み方が全く違い、おそらく後に上流側半分は拡幅工事された物と思われます。

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